「去年の冬、きみと別れ」試写会当選ハガキ

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【感想】去年の冬、きみと別れ

「去年の冬、きみと別れ」試写会当選ハガキ

2018.3.6鑑賞(試写会)

今回、試写会に当選したので、公開に先駆けて観てきました。
いや~騙された。すっかり騙されました!

「騙されなかった人、0%」と宣伝していますが、たしかにこれは騙されるな・・・。

前半、ちょっとダレ気味に感じた部分もありましたが、真相がどんどん明らかになるクライマックスの緊迫感に圧倒されました。
とても面白かったです。
まさか、まさかの展開でした。

私は原作未読ですが、同名の原作小説は「映像化不可能」と言われているらしく、今回映画化にあたって改変したのだとか。

なので、原作を読んでいても、改変箇所のおかげで展開が読めなかったり、「ここをこう変えてきたか!」などと楽しめたりするそうです。

映画と小説、どのような違いがあるのか、私も原作を読んでみたくなりました。

話の概要としては、
「盲目の美人モデルが焼死した事件(事故?)が起こる。
殺人容疑者となった天才カメラマンと、
そのカメラマンが殺人者と確信して真相を追いかけるジャーナリトの話」

写真家・木原坂雄大を演じる斎藤工の危険人物っぽさがすごい。
あぶない変質者にしか見えない。
そして、主人公である記者・耶雲恭介役の岩田剛典も迫力ありました。

EXILEの人だと知って実はあんまり期待してなかったんですが。
ごめんなさい。考えを改めました。よかったです。
役にもピッタリだったと思います。

全体の印象としては、猟奇的な事件が起きていたり、登場人物たちもクセがあり・・・というか歪(いびつ)だったり、暗く重々しい空気。

もうこの先悪い方悪い方へと進んでいく気しかしない・・・
ああ~っやっぱり~!!
という流れなんですが。

話が進むにつれ、徐々に真相が明かされていきます。
「あれ?」「そうだったとは」「ひょっとして・・?」「え?え?え?」を経て、
最後にすべてが明らかになったとき、うわやられた!!

そして、「やられた!」と同時に、
観ていて違和感を感じたりした伏線もきれいに回収された
スッキリした気持ちよさも感じました。

ただ、内容的に「いや、でもスッキリ感を感じていいのか?」という
うしろめたさみたいなものは感じましたが・・・。

それはそれ。

「どんでん返し」などの、これまでの話がひっくり返るような話や展開が好きという人は、十分に楽しめると思います。
私もどんでん返し大好きで、面白かったです。

内容的には異常な事件にまつわる重たい話ですが、
唯一、主人公が彼女と初めて会った頃の回想では、
あたたかく素敵なエピソードでほっこりしました。
重苦しい話の中で、ホッとした場面でした。

そして最後にタイトル「去年の冬、きみと別れ」の意味が明かされますが
そういう意味がこめられていたとは・・・せつない・・・。

観客全員ダマされる点をクローズアップした宣伝に目がいきますし、
邦画らしい重たい映画(注※ほめ言葉)ですが、
実は深い「愛」の流れる作品。

やっぱり、近いうちに原作小説を読んでみようと思います!

冬きみの秘密ネタバレ禁止マスク
↑映画館でもらった「冬きみ」ネタバレ禁止マスク。

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